グローバル・ビズ・サポート株式会社

日銀・短観


今日は日銀が年末に発表した景気短観についてのお話です。
正式には日本銀行の第159回「全国企業短期経済観測調査」です。これは四半期ごと
(4月、7月、10月、12月)に日銀から公表される統計調査で、国内景気の実態を
把握することを目的としています。大企業・中堅企業・中小企業が調査対象になり、
「良い」「悪い」のポイントが示されています。

全体的には大企業が「良い」、中小企業は「良くなってきた」傾向にあります。
業種別には製造業は「良かった」、非製造業は「回復」となり、景気回復が各業種で
実感されつつあります。
要因としては製造業の一部に公共工事などの財政出動、自動車などは円安効果が、
小売りやサービス業では消費税前の駆け込み需要と言われています。
やはり名古屋を中心とする自動車産業や外国人観光客が多くなったホテル・観光・
飲食業界が良さそうです。

ただ、これらは為替が2割も円安方向に動いたことが大きく影響しており、本来の
実力と判断するのは時期尚早で、短観でも慎重な見方を示しています。会社四季報
では今期は良いが1年先は不透明との見解を示しています。4月の消費増税以降の
景気減速や公共事業の減少など、企業はまだまだ慎重にならざるを得ない状況です。

日銀・短観:(https://www.boj.or.jp/statistics/tk/)