グローバル・ビズ・サポート株式会社

最近の就職事情について


今回は「最近の就職事情」についてのお話しです。3月から企業の説明会が解禁に
なり早くも6月には採用面接が始まります。今年も売り手市場と言われていますが、
やや気になるニュースを耳にします。まずは「オヤカク」です。「オヤカク」とは
親に確認する(親確)の略称で、就職活動で内定を出した学生の親に対して、親が
入社を承諾しているかどうかの確認をとるそうです。学生に内定を辞退するように
言う親や倒産の心配がないか企業に問い合わせる親や増えていることが理由である
ようです。

次が初任地エリアの指定制度です。住宅関連会社の大和ハウス工業では、全国を
いくつかのエリアに分け、できるだけ内定者の希望を叶えることで内定辞退を防ぐ
狙いがあるようです。また新卒採用の面接試験で何度落ちても再チャレンジできる
敗者復活制度もあります。これは1次面接のみならず、2次面接や3次面接などで
不合格の場合も、落ちた面接から受け直せます。過剰とも思えるサービスですが、
何とか学生を確保したい気持ちの現れでしょうか。

実は新卒者の絶対数が減少しているという深刻な問題がこれらの裏側にあります。
就職を希望する大卒者の数は2007年に377万人でしたが、10年後の2017年には
60万人減少して316万人になりました。5年後の2022年には310万人に減少し、
新卒市場は売り手市場が続くことになります。そのために新卒の定義を拡大して、
卒業後5年間は新卒として扱う企業もあります。ファミレスのすかいらーくでは
2014年4月から2018年3月までの卒業・卒業見込みは新卒扱い選考になります。

昭和生まれの人間の感覚ではちょっと信じれない、至れり尽くせりな状況です。
就職活動に強く関与してくる親の過保護や過干渉も気になります。これまでと
様変わりの新卒採用の取り組みですが、このような恵まれた環境で入社してくる
甘やかされた新入社員と企業との力関係はどうなるのでしょうか。

大和ハウス工業:再チャレンジ選考、配属エリア確約、ご家族様向け会社説明会
  http://www.daiwahouse.co.jp/recruit/student/company/index.html#approach
就職希望新卒者の推移予測:
  https://bs.benefit-one.co.jp/BE-ONE/HC/pdf/HC2_02.pdf
すかいらーく:新卒採用募集要項
  http://recruit.skylark.co.jp/newgrad/requirement/