グローバル・ビズ・サポート株式会社

高度人材に対するポイント制による優遇制度


今日は少し信じ難い日本の制度に関するお話です。政府は成長戦略、少子高齢化
対策の一環として外国人労働力を受け入れる方針を打ち出しています。世界の外国
人労働力人口はオーストリアの30%をはじめ、アメリカで16%、欧州は10%台ですが
日本の現状は先進国中最下位の0.7%です。

優秀な外国人材を受け入れる「高度人材に対するポイント制」という優遇制度が
法務省入国管理局から出され、昨年5月から申請を受け付けています。外国人に
各種のポイントが付与され、70ポイント以上獲得した場合に高度人材と認定し、
在留活動や在留期間、配偶者の就労、親の帯同などの優遇措置が与えられます。

ところがポイント計算表によると学歴が博士で30ポイント、修士は20ポイント、
30歳未満で15ポイント、特許発明1件以上で15ポイント、日本語能力試験N1
合格相当で10ポイントと、なかなか70ポイントに達しません。既に入国していて
制度を利用した外国人が約400人、新規入国者で年間2,000人を見込んでいますが
制度開始から1年経過して17名と低迷しています。
これでは真剣に海外から優秀な人材を受け入れようとしているのか疑問です。
しかも制度自体を知っている企業が全体の1割程度。皆さんはご存じでしたか?

高度人材に対するポイント制による優遇制度:法務省入国管理局
(http://www.immi-moj.go.jp/newimmiact_3/)