グローバル・ビズ・サポート株式会社

高齢者の就業について


今回は「高齢者の就業」についてのお話しです。9月13日に世界経済フォーラムが
2017年の「人的資本指数」発表しました。この指数とは、それぞれの国がどれだけ
健康で教養のある人材を育成し維持できるかを評価したものです。日本は調査対象
130ヵ国中17位で、前年の4位から急落し大きくランクダウンしました。ちなみに
1位はノルウェー、2位がフィンランド、3位がスイスでした。

主な評価項目別の日本のランクは高等教育レベルの読解力・計算力が9位、就労に
おける男女差・失業率・就労率など労働参加率が62位、スキルを高める教育機会・
社会人教育などの教育の質が23位、労働者における中/高レベルのスキル労働者の
比率・熟練労働者の採用のしやすさなどが19位となっています。今年から指数の
算出方法が変更され、雇用における男女格差に加えて高齢化等が進む日本が影響を
受けたようです。

総務省の報道資料によると、高齢者の就業者数は13年連続で増加して770万人と
過去最多、就業者総数に占める高齢者の割合は11.9%になりました。主要国の中で
高齢者の就業率は日本が最も高く、高齢雇用者の多くは非正規の職員・従業員です。
主な理由は「自分の都合のよい時間に働きたいから」が最多です。

雇用環境においては、働き方改革の関連法案がまとまり議論が始まりました。特に
非正規労働者に関する処遇改善、高齢者の就業促進等の実行計画が含まれています。
70歳までを”ほぼ現役世代”と位置付け、65歳以上と定義されている今の高齢者を
75歳以上に見直す議論が起こっています。高齢者が働く環境の整備は、今後も引き
続き日本の大きな課題です。

日本経済新聞:日本の人材育成力、17位に急落 世界ランキング
https://www.nikkei.com/article/DGXLASGT13H0S_T10C17A9EAF000/
総務省:報道資料(2017年9月17日)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/index.html